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2009年9月 3日 (木)

ポントレジーナのサンタ・マリア教会堂 Kirche Sta. Maria, Pontresina

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ミシュランの本でサン・モリッツ周辺の見所を探していて、ベルニナ渓谷の入り口あたり(サン・モリッツから車で10分程)にポントレジーナPontresina という街が二つ星になっていて、そこには、内部に壁画(上の画像 絵葉書 内部撮影禁止でしたので)が描かれている教会があるのを知りました。名前はサンタ・マリア教会堂。

ポントレジーナにはロープウェイがあり、山上の景色がすばらしいらしく、ここからベルニナ山群の氷河登高をスタートさせるトレッキングが人気だそうで、また、冬は長距離のスキー滑降が可能で、とても活気ある街のようです。綺麗なホテルが立ち並んだ道路沿いは、トレッキングの格好をした多くの人で賑わっていました。

教会自体には星印は付いていなかったのですが、私にとって”壁画”は特別です。時間的余裕があれば見たいなあと思っていました。ところが、ここはサン・モリッツと同じように山の斜面にある街なので、山の横方向に沿った道ばかりが目立ち、縦方向、つまり上下方向の道がなかなか見つかりません。しかも平地でないために、周りを見渡しても教会の塔も見えないのです。

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どうにかインフォーメーションを見つけ、地図を受け取り、同時にサン・マリア教会の場所尋ねると・・・なんと公開時間は、毎日15:30~1730という短い時間なのだそうです。

その時はまだ2時頃で、1時間半待つということは、時間の無い旅行者には辛い・・・諦めかけようと思ったとき、置かれていた雑誌の中に、見事な壁画を持つ写真(最初の絵葉書)を見つけたのです。”これがその教会ですか?”と確かめたところ、そうだ、とのこと。もう、これは見に行くしかありません。

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地図を頼りに細い道を登っていくと、街並みを外れたちょっとした丘に、その小さな教会は建っていました。そして、周りは階段状に凝ったお墓が並んでいて、とても見事。一通り周りの写真を撮ると、近くの木の下にあったベンチで、涼しい風に吹かれながらボーッと教会が開くのを待ちました・・・。

そのうち、おじさんがゆっくりと歩いてきて、上の写真に見える小さな入り口をガチャっと開けてくれた時は、周りにいた人たちはいつの間にかいなくなっていて、教会に入ったのは、主人と私だけ。残念ながら写真は禁止、との事。ですので、これからの内部画像は全て絵葉書です。

ミシュランでは、このロマネスクの小さな教会の壁画は、『5世紀の芸術家によってその大部分が制作されたが、現在修復されている。』と、書かれていたのですが、その管理のおじさんの話に伺ったところ、13世紀と15世紀の壁画だそうです。

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上の絵葉書は、この教会の内部の後ろ壁を撮ったもの。明らかに上と下では時代が違いますよね。右下の3つの場面は13世紀のだそうで、右から”最後の晩餐、キリストが弟子の足を洗っている”、”キリストの洗礼”、”マギの礼拝”。(絵葉書の裏の説明による)

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これは、教会右側の壁です。右下に入り口が見えます。その上には”聖霊降臨”、その左は剥げていますが”キリスト磔刑”、その左にある窓の下は”地獄図”、その左は絵葉書の裏の説明には、”大天使ミカエルと最後の審判”と書かれています。2つの窓の間の絵は、”キリストの昇天”なのでしょうか?

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これは、左側の壁。内部全体を見渡して、新約聖書の話が描かれているのはわかるのですが、とにかくばらばらに描かれてて、詳しい話を知らない私には、分からない部分も多かったです。。

実を言うと、もっと古くて剥げかかった壁画を想像していたので少し驚いたのですが、やはりこのように教会内部全体が壁画で覆われているのを見ると、なぜだか満ち足りた気分になります。

下にポントレジーナの地図(右上の丸で囲まれた場所が教会。クリックすると拡大します。)と、その下にグーグルマップを貼り付けておきます。

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