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2017年8月 7日 (月)

レイレ修道院の教会内部

指示された通り預かった鍵で門を開け、中に入ってまた鍵を閉める。私たちだけかと思っていたら、なんと先客のグループがいた。

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レイレ修道院の教会内部は、窓があまりにも少ないため、ライトが付いていても暗い。ろうそくだけの時代では、後陣にある細長い数本の明り取りからの光で、祭壇だけが明るく、身廊は真っ暗に近かったのではないだろうか。

あまりにも暗いので、中にあった説明版も残念なことに私の不注意で鮮明に撮れなかった。これは、教会の側断面図、左側の内陣の下にクリプトがあるのがよくわかる。この場所はロマネスク第1期(小さい黒い丸の色はわからないが濃い色)つまり一番古い部分にある。右半分の高い建物の下半分にある黄色の丸はロマネスク第2期、赤い丸はゴシックと書かれている。

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そして時代別平面図。これは全く読めない。残念。でもぼやーっと変遷が見て取れる。手前が入り口、奥が内陣。

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中央身廊(12世紀)は単身廊だが、一番古い内陣(11世紀)だけは3身廊になっていた。ところが写真でもわかるとおり、なんと両側の身廊の幅が異なるのだ。向かって右が少し幅が広い。おまけに、上部の柱頭あたりが狭くなっていて、鍵型のモサラベ様式が少し感じられる。おまけに中央の円形も綺麗な半円にはなっていない。もうすべてが面白い。その上、内陣の半円は2重なので、よりエレガントに見える。内陣には入れなかったが、やはりここが一番美しいと思う。柱頭彫刻も葉の模様とか花とか素朴ながらしっかりと施されていた。(写真が悪くてすみません)

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中央身廊の右側つまり南壁側に、聖女ヌニロとアロディアに捧げられた小さな礼拝堂が繋がっている。その入り口はなんと12世紀ロマネスク様式のファサードだ。下の写真は、礼拝堂側から本堂向きに撮った写真。タンパンには、Crismo(クリスモン)と呼ばれるキリストも銘(ギリシャ文字でキリストの名前の最初の2文字χ(カイ)とΡ(ロー)を組み合わせたモノグラム)がある。

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天井は、16世紀後期ゴシック様式。下の写真は、上記の礼拝堂の天井。

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教会内部は、ロマネスク、ゴシックと、少しのモサラベの雰囲気の融合だった。シンプルでどっしりとしている。この修道院は、歴史的にパンプローナの重要な役を担っていたらしいが、私は全くの素人なのでここには記載しないでおく。最後に著作権を侵害してしまうが、現地で購入した本の表紙があまりにも美しいので、それを載せていただくことにする。この教会の一番古く一番美しいロマネスクのアプシスと塔の写真。素人でこの方向、この高さでの写真は撮れない。

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