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2011年5月15日 (日)

久しぶりのドイツ旅行

この連休は、主人と二人でレンタカーで、ドイツの西方あたりをぐるっと回ってきた。ドイツは10年ぶり8回目の訪問。初めての街や教会も、2度目の場所も、共に新鮮な気持ちで楽しめた。充実していたけれど、相変わらず忙しい旅だった。私が計画すると、いつも盛り沢山になってしまう。

Aruns1

 (アルンスブルグ修道院跡、周りはホテルになっていた。フランクフルト北60キロ程)

ところで、私達が接したドイツ人の方々は、本当に親切だった。なんと気持ちの良い人々なのだろう。主人曰く、「教育が良いから」。さらに、現在ドイツは非常に景気が良いので、どこへ行ってもみんな明るく、豊かな感じがした。

海外個人旅行だと、何かしら不都合なことが発生するものなのだけれど、すべてが日本にいるときのように、スムーズに運んだ。これも堅実なドイツだからだろう。

旅行の詳細を書くのはかなり先になると思うので、概要だけ書いておくことにする。

5月1日(日)JAL407便 12:15成田発 16:45フランクフルト着。17:25AVISでレンタカーを借りる。A5を北に走り、Butzbachという小さな街に泊まる。夜は8時半頃まで明るいので、町の散歩。

この街に泊まった理由は、近くでローマ帝国の国境を見ることができるから。世界遺産に指定されたこの国境跡は、かなり長い距離にわたって延びている。ネットでいろいろ調べた結果、この辺りで見られることが分かった為泊まることに。

このように、再現された見張り塔があり、横に説明が書かれていた。国境は、少し土地が盛り上がったようになっており、その上を人があるけるほどの小道が出来ていた。

Limes1

5月2日(月)
7:30出発 → ローマ帝国国境跡 → アルンスブルグ修道院跡(最初の写真) → マールブルグ(聖エリザベート教会、シュロス) → ケルン(大聖堂地下の駐車場) → 大聖堂、宝物館 →(徒歩) 聖ウルズラ教会(入口右側の小部屋に、120もの聖遺物胸像(つまり骨ばかり)圧巻です!) →(徒歩) 聖ゲーレオン教会(外観と内部の差にびっくり!十角形の内部は素晴らしい。アーチ、色すべて見事!下の写真) →(徒歩) 大聖堂近くのホテル泊。

Gereon1

5月3日(火)
8:30出発 →(大聖堂から地下鉄で)カピトール丘の聖マリア教会(ミサ中だった) →(徒歩) Museum Schnutgen(修道院跡が美術館になっている) → (地下鉄) Wallraf Richartz Museum(市庁舎の近くの建物) → アーヘン(下の写真。世界遺産指定、ラベンナを思い起こさせるような金のモザイク、凄い!でも、修復中だったので、天井は見られなかった) → 宝物館 → 市庁舎 → (車) ブリュールのアウグストゥス城と庭園(世界遺産、午後4時までの為入れず。庭は一般に解放されていたので、美しく手入れされた広い庭をゆっくり散策した) → マリア・ラーハ修道院近くのホテル(レストランでアスパラガスを注文)に宿泊。

Aachen1 Aachen2

5月4日(水)
9:00出発 → マリア・ラーハ修道院(バランスのとれた美しい建造物。柱頭などが面白い。) → エーベルバッハ修道院(レストランの経営、ワインの販売もしている。赤い外観を持つ美しく大きな建物。ロマネスクとゴシックのミックスの側廊を持つ。多数の年代物のワイン製造機や樽の貯蔵庫が必見!) → シュパイヤー(2度目の訪問、やはり凄かった!世界遺産)、地下聖堂(教皇とドイツ王のお墓を見る。前回は、鍵がかかっていて見られなかった) シュパイヤー泊

Laach2

        (上:マリア・ラーハ修道院。 下:シュパイヤーの大聖堂)

Speyer1

5月5日(木)
9:00出発 → Worms 聖ペテロ教会 →(徒歩) ユダヤ人墓地 → Lorsche (世界遺産の国立修道院跡やアルテンミュンスターを探すが、なかなか見つからない。インフォrメーションでようやく分かった。今や土台だけしか残っていないのだそうだ。どうして、世界遺産なのだろう。歴史が分からないといけないようだ。) → ローテンブルグへ (ここは2度目。前回は街の中心地しか歩かなかったが、今回は、周りの城壁の一部を歩く。魅力発見。) ”血の祭壇”のあるヤコブ教会の近くの素敵なホテルに宿泊。

下の写真は、街の南の方の城壁と野外劇場。今回、城壁を歩いて初めてローテンブルグの良さが分かった。2日歩いたのだけれど、ほとんど他の人に会わなかった。

Roten1burg

5月6日(金)
9:00出発 ローテンブルグの南門(シュピタール門辺りをまた散歩。まったく城壁の中は、中世を感じさせる。満足!) → ヴェルツブルグ(下の写真。ここも2度目、主人は3度目。それなのに、街中は歩いたことがなかった!レジデンツ前の駐車場に車を止めると、街を歩かずに終わっていたのだ。今回は街を歩く。) レジレンツ(世界遺産。あの見事な教会は、修復中で見られなかった。記憶はあったのだが・・・シュン・・・)、宮殿付属庭園 → 聖キーリアーン大聖堂(廻廊、クリプタ)、ノイエミュンスター → Messelの恐竜化石発掘現場(世界遺産) → フランクフルト空港2 → JAL408便 21:05発

Wurz1burg

Wurz2burg

5月7日(土) 15:25成田着 

気の早い話なのだけれど、次回のドイツ旅行のルートを、もう決めてしまった。ドイツはなんとなく全体を廻っているのだけれど、丁度真ん中あたりが抜けている。つまり、バンベルグより北で、ゴスラーより南、マールブルグより東でドレスデンより西。ここには、なぜだか世界遺産が集まっている。

デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国、アイスレーベントッヴィッテンベルグにあるルター記念建造物、古典主義の都ヴァイルマルなど。またこの近くには、ブーヒェンヴァルト強制収容所もあるし、その他お城や修道院もある。また魅力的なドライブコースができそうだ。しかし残念ながら、それよりも他にもっと行きたい箇所がある為、いつ実現するか分からない。

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ドイツ Allemagne」カテゴリの記事

コメント

非常に素敵な写真ですね。

なんだか見とれてしまいました。

おかげで、とてもよい時間を過ごせました。

投稿: ゴスラーが好き | 2011年5月15日 (日) 12時28分

”ゴスラーが好き”さん、コメントをありがとうございます。

ゴスラーへは、10年ほど前に車で北の方を廻った時訪れました。街がとてもかわいく、大変気に入りました。皇帝の邸宅も見学しましたし、少し離れた山を登ったところにある鉱山へも行き、ヘルメットを被ってドイツ人達と一緒に廻りました。めったにない経験で、未だに忘れられません。

当時”Goslar”と書かれた黄色い簡単な布袋を買ったのですが、未だにそれを愛着を持って”ゴスラーバック”と呼び、丁寧にどこかにしまっています。

ゴスラーのサイトを見たのですが、丁寧にまとまりよく書かれていますね。

私の当時の写真は、デジタルではなくフイルムによるものでして、アルバムを探さなくてはいけませんが、久しぶりに見たくなりました。

ドイツの街は、どこもきれいですね。

投稿: Cojico | 2011年5月15日 (日) 21時53分

ご無沙汰しています。

シュパイアーとマリア・ラーハ、懐かしいです。聖堂横の木もずいぶん大きくなっています。
シュパイアーはシュパーゲルで有名ですが食べられたでしょうか。

投稿: Pirvs Lvdens | 2011年6月 3日 (金) 21時59分

Pirvsさん、

うわー!コメント、ありがとうございます!
そして、すみません・・・ご無沙汰しております。

私が、Pirvsさんのおかげで、初めてマリア・ラーハを知ってから、ずいぶんと年月が過ぎました。
そして今回、やっと、やっと訪れることができました!湖のそばの、美しい所ですね。

そして、シュパイヤーでも、地下の墓地にやっと入ることができました。沢山写真を撮ってきたので、またアップしますね。

もちろん、食べましたよ!
大聖堂前の、あの通りに面したレストランで食べたのですが、英語も通じず、持参していたドイツ語の電子辞書はホテルに置いてきたままだったので、選ぶのに大変苦労しました。
でも、結局は美味しいワインとあの立派な太いアスパラガスと、その他いろいろ組み合わせた料理をいただくことができました。美味しかったです!

5月のヨーロッパは新緑に覆われ、ほんとに綺麗ですね。

投稿: Cojici | 2011年6月 3日 (金) 22時58分

こんにちは!
ドイツに行かれたんですね。華美でないのに、清潔で豊かで楽しそうですよね。学生時代に留学した時も、やはりそれを感じました。日本は先進国といっても、なんて貧しいことかと、ショックを受けたものです。
マリア・ラーハ、この角度から私も見ました!ローテンブルクも、まさにここも歩きました!なつかし~い!ゴスラルもかわいい街でした。ヴァイマールはぜひ行かれるといいです。ゲーテの山荘には、今でも変わった植物がたくさん植えられています。

その後も哲学を続けていらっしゃったのですね。私の関わっているシュタイナーも哲学出身なので、知らず知らずのうちに、私もずいぶん哲学的な観方、考え方を躾られました。最初は難解だったけど、でも慣れてくると、すごく便利だと思いました。

フェラーラ、興味深いです。パラケルススがいたところで、関心があったのですが、こういう記事のほうが一般書よりもありがたいです♪

投稿: あむ | 2011年6月 4日 (土) 22時08分

あむさん、

暫くご無沙汰してしまい、すみません。
そして、コメントをどうもありがとうございます。

そうなんです。ほんと久しぶりでした、ドイツは・・・。主人が、5月の連休中に休みが取れるかどうか危うい状態でしたので、行けたことに感謝です。

ドイツは好景気で、みんな生き生きしていましたよ。実に感じのいい国民ですね。いろんな親切に出会いました。同じヨーロッパ国民でも、フランス人とはほんとに反応が違います。さらに今回は5月ということもあり、緑が実に美しく、気持ちの良い旅行となりました。

哲学はわからないなりに続けている(実は、あるニーチェの講座を受講しています)のですが、若いときに、どうして哲学書の1冊でも手に取らなかったのかと、後悔しきりです。

あむさんの、視点がぶれない考え方や物の見方は、哲学的だなと感じていました。若いのに、しっかりした土台の上に自分なり考えが成り立っています。立派だな、と感心しています。

私はと言えば、少しずついろんな哲学者の考えを理解している段階で、いろんな意味で面白いのですが、とにかく、ドイツ語がわからないのが辛いかな。

パラケルスス?ネットで見てみると、フェラーラで医学を修めた錬金術師?そいえば、あむさんの興味ある分野でしたね!医学部教授後、放浪の身となるとは、なんと劇的な人生を送った方なのでしょう!

ヨーロッパのいろんな偉人を知ると、皆さん、結構厳しい人生を送っていらっしゃいますよね。興味は尽きません。

投稿: Cojico | 2011年6月 5日 (日) 00時48分

続き・・ですが ドイツは何度か(個人旅行です)旅行したヨーロッパの中で一番好きな国です、フランスはクールな感じは私にはあいませんでした、 ドイツはきれいな 親しみやすい滞在しやすい国ですね!トリア という古都もステキでした・・

投稿: ドイツ好き主婦 | 2011年6月 8日 (水) 20時22分


ドイツ好き主婦さま

コメント、ありがとうございます。
ほんとにドイツは旅行しても、とても気持ちの良い国ですね。人々が真面目で、日本人と似ているからなのかもしれません。

トリアーも12年ほど前になりますが、ポルタ・ニグラ近くのホテルに泊まりウロウロしました。バジリカ、皇帝浴場など、ローマの雰囲気たっぷりですね!私も好きな街です。

投稿: Cojico | 2011年6月 8日 (水) 22時40分

すみません、 一回目コメント送信抜けてしまいました再度送信させて頂きます〜改めてはじめまして、 返信コメント嬉しくありがとうございます!私は中部在住小学生二児のママです、 ドイツ検索してましたらこの記事に行き当たり、、 シュパイヤーとか街の名前を目にしてとても懐かしくなり 投稿させて頂きました・・独身時代は何度かヨーロッパ長期旅行してましたが 結婚後全然!で、、トリアーポルタニグラもローマファンには 必見ですね、 早くまたドイツ行きたいです・・

投稿: ドイツ好き主婦 | 2011年6月 9日 (木) 08時20分

ドイツ好き主婦さま

そうでしたか!この歳になって思うのですが、人生にはいろんな段階があって、子育て期間というのは、意義がある半面、自由はあまりない、という時期なのでしょうね。

私も息子が小学校5年生になってから、つまり旅行が息子の記憶に生涯残るであろうと思われる時期から、海外旅行を再開しました。

さらに、子供が大学生になってからは、主人を日本に置いたまま、子供と二人で海外旅行もしましたよ。

あともう少しの辛抱です。これから、機会は沢山訪れますよ。
でも、早く行きたいですよねえ〜

投稿: Cojico | 2011年6月 9日 (木) 19時35分

お忙しい中 温かいコメントありがとうございました! そうですね、 子供が色々解る年齢になって旅行した方が 愉しさが倍増?しますね! うちは2人共男の子、上が五年生、下がまだ!二年生で、、 ちょっとまだ食べ物とか 難しいかな・・

投稿: ドイツ好き主婦 | 2011年6月10日 (金) 13時25分

ドイツ好き主婦さま

小学校2年生って、結構思考力ありますよね。でも、体力がまだまだ。海外旅行って、体力勝負の面もありますものね。

投稿: Cojico | 2011年6月13日 (月) 12時22分

こんにちは!

ドイツは少なからず縁があるのですが、イタリアとフランス、最近はスペインに行くことが多くなって、いつも後回しになっています。シュパイヤーもトリアーも行きたいところが山ほどなので、素敵な写真にうっとりしつつ野望(笑)がむくむく。

本当にドイツ人は穏やかで親切ですよね。娘たちが大学生と高校生のとき母娘3人の旅でのベルリンの印象が(統一後間もなく)強く、次女は結局大学でドイツ文学を専攻しました。夏季の語学研修の後は一緒にドイツやオーストリア、スイスの美術館めぐりをしたのも楽しい思い出です。

その娘もアメリカで2児の母となり、いつになったらヨーロッパに行けるのか~と言いつつも奮闘中なのですから、月日の経つのは早いものです。

ドイツ語は全然わかりませんが、あまり不自由に感じないのは、それだけ安心して歩けるところなのでしょうね。美味しいビールと白ソーセージが食べたい!(もやしは×)

投稿: alice | 2011年6月13日 (月) 15時24分

aliceさん

うわー、コメントありがとうございます。
そして、ご無沙汰していてすみません。

お嬢様方3人のヨーロッパ旅行とは、想像するだけでとても楽しそう!!忘れられない思い出ですね!
たしか、お嬢様の出産の際、アメリカへお手伝いに行かれた話は、いつか読んだ記憶があります。そのうちに、親子3代での旅行も実現しますね!それも楽しみです。

どうして、ドイツのソーセージはあんなにおいしいのでしょう!ビールはいつも主人のを少し貰うだけなのですが、とても飲みやすかったです。もやしって、あの発酵されたキャベツの事ではなくて、別の料理があるのですか?

スペイン!いいですねえ!Aliceさんはもう、ポルトガルもスペインもかなり教会を廻られたでしょう・・・いいなあ・・・フランスにもイタリアにもない魅力がありますよね。

実は私も、ようやくそのあたりの興味がわいてきたばかりでして、地図とにらめっこして楽しんでいます。こんなに沢山あるなんて知りませんでした。またイタリアのように主人と車で回りたいと思っておりまして、マドリードからどのように廻るかなど、わくわくしながら考えています。実現はいつになるかわかりませんが、その時の為に、スペイン語の勉強も始めました。この年になっても、未だに語学に追われています。

投稿: Cojico | 2011年6月13日 (月) 20時55分

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