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2009年12月27日 (日)

外国人の友人から見た日本

  Sugimotodera1

9月上旬から3ヶ月間の予定で、スウェーデン人彫刻家の友人ビアンカが日本に滞在していた。パリでの学校Institut Catholique de Parisに通っていた時、同じクラスでがんばった仲間だ。パリでは、一緒に展覧会へ行ったり、ヴォール・ヴィコント城やフォンテーヌ・ブロー城などへの小旅行も共にした。

上の写真は、9月下旬、鎌倉へ一緒に行ったとき撮ったもの。彼女の”苔を見たい”という希望で、杉本寺を訪問。この苔にはびっくり。

彼女はもともと日本文化に興味を持っていて、5年前にも来日し、当時は一人で大きなトランクを抱え、京都、奈良、広島、確か長崎までも足を伸ばしたりして、3週間程日本に滞在していた。

今回は、その後結婚したカンボジア人の旦那さんと二人で来日。さらに10月上旬には、彼女のお父様とお兄様も合流し、家族で京都、奈良、そして島根県の足立美術館まで足を運んだ。高齢のお父様は、長距離旅行のためかなりの疲労があったそうだが、最後は”京都はすばらしい!”と何度も口にして帰っていったという。はやり京都は日本の文化というだけでなく、世界の遺産だとつくづく思った。

さて、カンボジア人の旦那さんは、日本の日常全てに感激したようだった。食事に出てくる小さな箸置にまで行き届いた工夫に驚き、また浅草では、簡素だけれで見事に作り上げる小さなお菓子製造機械を前に長時間立ち尽くし眺め、東京のあまりにもダイナミックに動いている交通システムの一方で、小さいところでも規則正しく動いている社会を目の前にして驚きの連続だったようだった。「日本はすばらしい!、天国だ!」とも言ってくれた。確かに日常は全てスムーズに動いている日本。こんなにすべてが、何でもが問題なく動いていることは、まったく驚異としか思えない。同じ東洋人として、彼はかなりのショックを受けたらしい。1ヵ月半ほど滞在した後、母国へ一時帰国した。

これは、彼が気に入った鎌倉、報国寺の竹林。

  Houkokuji1

ビアンカの話によると、プノンペンに戻った彼はかなりの情緒不安定になったという。久しぶりにカンボジアの悲惨な状況を目の当たりにしたからだそうだ。東京に1ヶ月以上居た後だけに、なおさらだっただろう。「スウェーデンに戻れないかもしれない」とも不安をもらしていたという。タイとの関係が悪くなっているので、バンコク経由が難しいかも知れないというのがその理由。帰国後の連絡がまだ無いので、その後の事はわからないけれど、また、二人でスウェーデンで幸せに暮らして欲しいと願ってやまない。

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