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2008年3月 9日 (日)

愛すべきドイツ人

Hamburg_2

実は今、ドイツ語の集中講座を受けている。二人のドイツ人講師から1日4時間で9回の授業を受け、一冊の教科書を終えることになっている。初日はさすがにドッと疲れた。夜宿題をしようとしても、眠くて全く手がつかない。ちょっとベッドで休もうとして、すーっと寝てしまった。

旅行以外で初めて接するドイツ人。ほんとうに一生懸命に説明してくれる。フランス人のように、チクッとする皮肉っぽい話し方もしなければ、イタリア人のように心の底から楽しい、という話し方でもない。

ただまっすぐ丁寧に、時に余談も交えながら、明るく気持ちよい授業が展開されていく。ドイツ人は真面目で日本人と似ていると言われるけれど、それがよくわかる。

旅行中に接するドイツ人は、ホテルのコンシェルジュとか観光地の受付の人とかで、事務的な相手ばかりだった。常にそつがなく、(フランス人は、ちょっと接するだけで、”そつ”ばかりだとわかるので面白い)、無表情で、私はその姿勢に面白みがない、と思っていた。いやいや、でもよく考えてみると、実はそれは気持ちのいいことだったのだと、今頃気がついた。

フランス人の、どんな時もすぐに自分の感情を表面に出し、そしてすぐに人間的に接してくれる態度を、とても面白いと思っていた当時は、そのドイツ人の手際の良さが事務的に見えてしまったのだ。見方が変わると、すべてが違って見えてくる。不思議なものだ。

あむさんのブログで、ドイツという国はドイツ人の手で作り上げられた、と書かれていたけれど、それが、なんとなくわかる気がした。彼らのまっすぐな熱意で、国を盛り立てていったのだろう。

ドイツ語にも非常に興味が沸いてきた。昨年からどうにかNHK講座を聞いていたので、説明も教科書内容も今のところはよくわかる。

全くの初めての人にとっては、結構大変そうだ。集中講座というのは、一人で納得するための時間的余裕がない。イタリア語を始めたときも、1日5時間4日間連続で3ヶ月分を勉強する、というハードなものだったが、最後にある人が「何がなんだかわからないままに終わってしまった」と嘆いていたのを思い出した。あの時も、私はフランス語の土台があったからついていけたものの、英語以外の勉強が初めての人には、ほんとうに厳しかっただろう。

みんな、頑張ってほしい。私としては、まだ半分以上の講義が残っていることを思うと、疲れるけれど、とても楽しみでもある。最後までがんばろう!

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コメント

Cojicoさん

9日に読んでいたのですが、すっかりうれしくなってしまう内容の記事で、でも忙しかったので、なかなか書き込みに伺えませんでした。
まさに今回体験なさっていることや発見と同じものを、かつて私も得ました。ほんとうにそのとおりなんですよね。まっすぐに、余談は入れても脱線はせず、丁寧に、律儀に、ここまで教えてくれるのかというほどいくらでも与えてくれます。人を教育するって、ああいうものだなと思います。(昔の日本のものも尊重しますが、それはまた別の話)。損得なし、かけひきなし、出し惜しみなし。実地に適応できるだけの力を身に付けることが、双方にとって、ひいては両国にとって大事であり益があるという理屈から来るんでしょうねー。私個人は教育というのものは、彼らから受けたと今でも思っています。こういうふうに受けると、次の人に渡す気や力が出てきますしね、それはすごくいいことだと思います。そんな、人間として最も大事な事、人間らしい事が大真面目に行われていることはすごいことだと思います、こんな現代にあって。気持ち良さも、そんなところから来ているのかもしれません。人間らしい部分は、だれにとっても大事なことんだというのが、了解されていて、実践されているんですもんね。あれは人間力だと思います。
でも、ぜんぜん違うフランスやイタリアの思考や国民性も、好きですが~♪

投稿: あむ | 2008年3月12日 (水) 23時26分

Cojicoさん

ドイツ語集中講座を受けてらっしゃるんですね。すごいですね。英語、フランス語、イタリア語に続いてドイツ語までも。。。ひとつの外国語をはじめるにはものすごいエネルギーが必要です。それなのに、いやはや感心します。

ドイツ人に関する感想、私も同感です。以前グローバルな仕事をしていた時、日本から西ヨーロッパの国々をまとめる仕事のリーダーに頼んでいたのは常にドイツでした。仕事上、彼らは本当に頼りになります。きちんと仕事をすることが当たり前のゲルマン気質いいですよね。

またドイツ語の話聞かせてください。

りえ

投稿: りえ | 2008年3月13日 (木) 21時48分

あむさん、

大変遅くなり、すみません。増えた勉強時間と雑用の疲れで、集中して書けませんでした。そのドイツ語もあと少しで終わりです。

今回は、ラジオ放送の勉強だけでは得られない、貴重な経験ができました。
発音やリズムの徹底的な訂正、ちょっとした疑問の解消、そして何より有意義だったのは、現地の人に接したことから得られる、彼らの個性の下に流れる人種の息、というか暗に感じられる人間や現実に対する姿勢を実際に認める事ができたことです。

あむさんの書かれたこと、全く納得、納得です。あむさんの留学体験では、日本では得られたことのない、人間として有意義な前向きな素直な、地に足の着いた考え方や姿勢を学ばれたのでしょうね。

変な例ですが、ドイツが環境問題にまっしぐらに真剣に対応している姿勢がようやく理解できました。今、地球にとって一番必要と思われ、かつ自分たちでできる最大限のことを実行しているのですね。

今回のおかげで、ようやくドイツのイメージができ始めました。あむさんのブログを読むときも、今までよりもぐっと理解が深まるような気がします。楽しみにしていますね。

投稿: Cojico | 2008年3月16日 (日) 11時17分

りえさん

コメント、どうもありがとうございます。
今回のドイツ語受講の話、恥ずかしくて友人になかなか話せませんでした。興味から始めたイタリア語も満足に進んでいないのに、ドイツ語にまで手を出すなんて・・・ただ、気が多いだけですよね。

でも何時からか、ドイツ語も少しわかればいいな、と思っていたのは事実です。言語を通して、その国の世界が見えてくるのは面白いものです。

りえさんも大活躍されていたのですね。ひとりで軽くアメリカやヨーロッパに飛んでいらしたので、慣れているとは思っていましたが・・・

仕事上のパートナーですと、やはり信頼できるドイツ人なのですね。フランスにいたとき、フランス人のあまりの仕事のしない態度に抱く日本人の不満をよく耳にしました。
日本からのさまざまな打ち合わせ項目に対し、実際にパリについてみると、何も進んでいなかった、という話も聞きました。ドイツですと、ありえない話でしょうね。

客観的にその国民性の違いをみるのは面白いですが、さらに今回ドイツ語に接して面白みを感じたのは、あまりにも違う言語構造から発せられるドイツ人の求めるもの、というかこの言語を発展させてきた信条というかコンセプトに対するフランス語のそれとの違いでした。
うまく表現できませんが、もう少し考えを深めてみて、また書いてみますね。

投稿: Cojico | 2008年3月16日 (日) 12時58分

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