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2007年1月31日 (水)

2007年1月に書いたこと ce que j'ai ecrit en janvier 2007

前年まで、一週間に3日(2日はフランス語、1日はイタリア語)が語学の為に埋まっていて、ふうふう言いながらやっとの思いで予習や宿題をこなしていた。

短い冬休みの間にその苦しかった思いを忘れてしまい、この1月からもう1日、フランス語の講義を増やしてしまった。授業が始まり、あまりにも自由時間が少ないのを自覚し後悔したが、後の祭り。一週間が毎日アルファベットに追いかけられているよう。

冬の間はいつも、芸術面は冬眠状態。観た美術展は、太田記念美術館の「ギメ東洋美術館所蔵」だけ。「千住博展」を開催している山種美術館近くへは毎週行っているのに、観に行こうという気が起きない。2004年6月日本橋高島屋で開催された「千住博展 ー美の鼓動・25年の軌跡ー」がとてもすばらしかったので、それで満足しておこうと思っている。

Daniel_auteuil_3 今日は、久しぶりにフランス映画を見てきた。「あるいは裏切りという名の犬(実題:36 quai des orfèvres (警視庁の住所))」という実話に基づいた二人の警視の暗く辛い宿命の物語。よくある2つのタイプの人間像を浮き彫りにしている。一人は正義を信じ人間を愛する人物(右の写真 D.Auteuil)、他方は権力を愛し出世を望む野心家(下の写真 G.Depardieu)。

映像のテンポは早いのだが、言葉が少ないうえに全員が静かに話しているので、早さを感じない。警察の捜査時の音楽が、微妙に心の底を不安にさせるようなリズムで、居心地が悪いような変な気持ちになる。音楽担当者のテクニックに感心。

Gerard_depardieu_2 ダイニエル・オートゥイユとジェラール・ドゥパルデューという2大スターの、味のある静かな激しい人間性のぶつかり合いが見事だったし、特に痩せたドゥパルデューの孤独な冷たい悪役振りが、いつに無く良かった。

でも、フランス映画らしい重い映画だったので、気分的に今もその尾を引いている。最後に可愛い一輪の薔薇が出てきた。ヴリンクス警視の娘(17歳)役のオロール・オートゥイユという青い目の可愛い女性。ほんの短時間しか出演していないのに、若さが光輝く存在で非常に印象に残った。

ここに1月に書いた一覧を示しておく。

2007.01.28  ピエール神父の逝去 La mort de l'Abbé Pierre

2007.01.20  サン・サヴァンの大壁画 les peintures murales de St-Savin

2007.01.13  フランス小話(4) les histoires drôles(4)

2007.01.10  続・複雑なイタリア語 L'italiano è una lingua complicata

2007.01.05  複雑なイタリア語 L'italiano è una lingua complicata

2007.01.03  2006年の美術展について sur l'exposition de l'annee derniere au Japon

今月見た美術展・美術館

  • 大塚国際美術館
  • 香川県立 東山魁夷せとうち美術館
  • ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展  太田記念美術館

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» 現代イタリアのジオット [イタリア・ヴェネトの思い出]
 世界史を習った方、あるいは美術に興味のある方はジオットというイタリアの画家をご存知でしょう。13世紀から14世紀にかけて活躍した画家であります。パドヴァに残っているジオットの傑作と言えば、スクロヴェーニ礼拝堂に残っているフレスコ画であります。阿刀田高の「新約聖書を知っていますか」にも取り上げられています。 さて、イタリアのみならず世界でもまあまあ知られている画家・ジオット。でもイタリア政治... [続きを読む]

受信: 2007年2月 1日 (木) 16時25分

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