« Boudha(仏陀)の言葉 | トップページ | 艶かしい鳳凰 Un phénix séduisant »

2006年7月26日 (水)

エラスムスとエラスムス Erasmus et ERASMUS

Erasme2_holbein 先週のフランス語の授業で、今考えるととても恥ずかしい質問をしてしまった。

話題は、イギリスのヒューマニスト、トーマス・モーアの代表作「ユートピア」。先生は、”彼は、この本の出版にあたり、友人のエラスムス(仏語 Érasme 英語 Erasmus)に相談した”ことや”ラテン語で書かれていたこの本は、英語より先にフランス語に訳された”ことなど、本の出版の経緯を説明した。

何か質問は?と聞かれ、思わず私は聞いてしまった。「この友人エラスムスは、今ヨーロッパで行われているエラスムスプログラムを考え出した人なのですか?」と。

私の頭の中には、映画「スパニッシュ・アパートメント」があった。フランス人の学生が、EU内の大学間で行われている交換留学生制度エラスムスを利用して、スペインへ留学し、様々な体験をするという、フランスでは大ヒットした作品。

その作品の中で、主人公が苦労し精神的に参ってしまった時、酔ってしまい、ある老人の幻想を見る。その時彼が(もう記憶も定かでないが)、確か「ああ、エラスムス・・・」なんとか・・と言っていたので、てっきり、このエラスムス計画は、この偉大なる知識人エラスムスによって発案されたのだと勝手に思い込んでいた。

答えは、ノー。友人エラスムスは、16世紀前半のオランダ人人文主義者デジデリウス・エラスムス Desiderius Erasmusの事。交換留学生制度エラスムスERASMUSは、1987年に正式決定されたThe European Community Action Scheme for the Mobility of University Students の略語。

よく考えたら、全然時代が異なるではないか!しかもモーアの生きた16世紀前半に”EU”の概念なんて無いはずですよね。自分の質問の浅はかさにあきれてしまった。でも、仕方が無い。だって、あの映画がいけない、紛らわしい表現をしているんですもの。

家に帰ってネットで「スパニッシュ・アパートメント」探してみたら、ちゃんと説明されていた。ちょっと内容も面白いので、覗いてみて欲しい。各国のステレオタイプ人物像が実に的を得ている。http://www.foxjapan.com/movies/spanish/special.html

|
|

« Boudha(仏陀)の言葉 | トップページ | 艶かしい鳳凰 Un phénix séduisant »

フランス France」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/204923/13995908

この記事へのトラックバック一覧です: エラスムスとエラスムス Erasmus et ERASMUS:

« Boudha(仏陀)の言葉 | トップページ | 艶かしい鳳凰 Un phénix séduisant »